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MCP + Playwrightを使ってみた: 実際の作業をAIエージェントにやらせてみた感想

Published:  at  12:30 AM

何をやらせてみたのか

最近話題のMCP(Model Context Protocol)とPlaywrightを組み合わせて、実際の作業をAIエージェントにやらせてみました。

具体的にやらせたのはこんな感じ:

結果・わかったこと

レポート作成について

正直、検索でいいやろって感じにはなった。

SUUMOとかのリンクがあっても、フィルターの条件とかも保持しておいて欲しい。ただのサイトリンクだけなら意味ないんよね。

企業情報の取得について

これはいい感じだった!

ただ、Playwright使ってというより単に検索してそのデータをCSVに落として行ったって感じかな。Playwrightは最初の企業一覧みたいなのを取得するだけに使ってそうだった。

開発用にこうしてほしいみたいな作業はめっちゃ捗る。

特にCSVに落としてほしいみたいな、すでに構造が決まっているデータを取得して合わせてもらうってのは単純に便利だったかな。

データの信頼性について

正しいのかどうか判定が難しい。

とはいえ勝手に検索されて結果出されるより、MCP使うと調べたこととその結果どうだったかみたいなログが見れるので、細かく見ればある程度幻覚見てないかは判断できそうな気もする。

MCP許可の煩わしさ

MCP許可するまで実行しないようにしてるんだけど、**何回も止まるからうざい。**とはいえ全許可も果たしていいのか迷うって感じ。

Sessionでは許可するとか、常に許可するとかは選択できるのでこれ使ってもいいかもしれないな。Linuxのコマンドとかだと選択できないのもありそうだけど。

Playwrightの威力

PlaywrightのMCP使うことで、そのサイト開いて要素触ってもらったり、エラーみたりnetworkみたりしてくれるからより精度高く実装はしてくれそう。

実際に無限スクロールみたいなのでバグってたところを勝手に原因調べて直してたし、これはなかなか便利だと思った。

感想・可能性について

検索との違い

検索でいいやんってのはまぁ確かにそうなんやけど、なんか可能性があると思っている。

可能性はありそうなんだけど自分がそれを使いきれてないって感じがする。

特にレポートも「こういうフォーマットでまとめてほしい」とか「散らばっている情報をこうやって整理してほしい」みたいなのがあれば、それに沿ってドキュメントを直していってはくれるので便利かなと思う。

共有できる資料としてまとめて何回も訂正できるのはいいと思うし。

論文とかのレポート書くときに参考文献引っ張ってきたりとかそういう使い方できたりはしそう。論文書いたことないから知らんけど。

今後試してみたいこと

だからたとえば、メモとか散らばってるものをまとめて改めてブログにしてもらうとかは良さそう。

ScrapboxとNotionにあるメモとかああいうのの整理に今度は使ってみたいかなー。あとMCP自体を自作するってのもやりたい。

課題・改善点

欲しいアウトプットがあやふやだと当然だけど期待したもの出すの難しい。

とはいえとりあえず作ってもらって足していくってのもできなくはないが、検索したページとか保持しておいてくれるわけでもないからなー。サイトを調べてリンク貼ってもらうとかそういうのだと良いんかなー?

一つのページとかサイトを持っておいて色んな操作しながら検索してくれるとかならもはや自分でやるとPlaywrightで書けばいいしってなりそうではある。

将来的な可能性

一般ユーザー向けの拡張

今は開発者の作業とかに特化している気がするけど、より一般的にユーザーがやって欲しいことをできるようになったら色々できる気はしている。

実際Googleカレンダーとかメール送信とかできるみたいだし。営業代行みたいなことをしてくれるとかってのは将来的にできそうな気がしている。

データの信頼性とチェック体制

ただ、データが正しいかどうかAIに検索させるだと精度は高くなってるんだろうけどどこか信用できないって思ってしまう。

それでもフィルターバブルみたいに自分がそう信じたい情報だったら間違ってても信頼してしまいそうにはなる。

でも良く考えたら人間が拾ってくるデータも別に正しいのかどうかなんてわからんよな。

それっぽいって思ったデータを勝手に書いて「出来ました!」っていう人もいるわけやし結局はチェックしないといけない気もするよね。

だからAIがハルシネーションおこしているかどうかを気にするよりどうやって検証チェックするか考えるでもいいかもしれんなー。

独自データの価値

自分でデータ持ってるとかの方が便利かなーって思う。

市場調査したりとかPlaywrightでリスト作って巡回して自分だけのデータを集める良さそうやけどな。

MCPとは直接関係ない気もしているがMCPを使って楽しいってなるなら使ってみてもいいかもしれない。

Playwright for Browser Renderingこれ使ってみたいし。

理想の未来

開発は前より圧倒的にやりやすくはなっている気がしているので、色々作って自分でビジネス作っていろんな情報集めるのがいい気もするなー。

その中で必要に応じてMCPサーバー作ったりするのが楽しそう。

そもそもどういう場面で必要とかこういうのが欲しいってのも作りながら考えればいいと思うし。

まとめ

「何かしたい」と思ったら、自動で情報が集まり、要約され、整理され、次の意思決定の候補が出てくる

こういうの目指したい。

MCP + Playwrightの組み合わせは確実に可能性を感じるけど、まだまだ使いこなせてない感がある。データの信頼性とか効率性とか課題もあるけど、それでも従来の検索ベースの情報収集とは違った価値を提供してくれそう。

次は散らばったメモの整理とか、独自MCPサーバーの作成とか試してみたいと思う。

何より、作業ログが見えるのがいい。AIが何をどう調べたかが分かるから、結果の妥当性も判断しやすい。これだけでも使う価値はありそうかな。


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